60兆市場で戦う!不動産をITで変革するデータベース産業とは何か?
webサービスかweb広告か人材か不動産
よく名前を聞くベンチャー起業のほとんどが、
このいずれか、もしくは複数に該当するのではないでしょうか?
これらの分野は近年の情報通信技術の発達で、効率が飛躍的に向上する分野であり
優れたシステムで価値を創造してきたと言えます。
また、開発や営業に人が必要なため、新卒採用に力を入れているので
新卒の中で有名になりやすい分野とも言えます。
今日はその一角、不動産ベンチャーについて
①なぜ不動産ベンチャーがグロースするか
②どんな不動産ベンチャーがあるか
③就活生として思うこと
を書いていきたいと思います★
①なぜ不動産ベンチャーがグロースするか?
不動産業界は、市場規模60兆円の巨大市場であり
三井不動産や、三菱不動産、住友、東急、野村といった
多くの人が名前を知っているような、ずっと日本の経済を支えてきた巨大グループの大黒柱が多数存在する市場です。
しかし、不動産と一口に言っても、渋谷ヒカリエといった巨大な複合ビルから、郊外のマンションから、住宅街の一軒家まで様々なものがあります。
しかしそれぞれが、多くの人にとって「一生の買い物」。企業にとっても個人にとっても、土地と建物は大きな買い物です。
そういった日本の全ての不動産を扱っている企業は、12万社存在していると言われています。日本全体のコンビニの数が5万店なので、その多さが実感していただけると思います。
そんな不動産産業は、「大きな買い物」だからこそ、取引を慎重に行う必要があります。スーパーで今日買ったトマトが、もし仮に腐っていたとしても、店に行って取り替えてもらうことが出来るでしょうし、面倒だと思って取り替えない人もいると思います。しかし、不動産契約を交わし、買った土地と家に欠陥があり住めるような状態でなかった場合、じゃあ交換しましょう、ということにはなかなかなりません。
だから取引は慎重に、形式に沿って行われるのが普通なのです。
ですから、不動産にITのシステムが導入されることは難しいと言われてきました。
もし、システムに不備があったら?
もし、嘘の情報を流してしまったら?
そんな不安から、システムの導入が先送りにされてきたのです。
そこに目をつけたのが、ベンチャー精神のある人たちでした。
もともと、大量の、少しずつ違う、でも正確な情報を扱う必要のある不動産産業は、
ITでの管理に向いていました。
システムによって不動産業は飛躍的に便利になる、その信頼を積み上げれば、
新興のベンチャー企業でも、この大きい市場に切り込んでいくことが出来たのです。
そして不動産ITシステムを作った会社は、そのシステムを窓口にしてデータベースを構築していきました。あらゆる不動産をデータベースに管理し、欲しい時に取り出せるなら、不動産会社では物件名が書かれた大量のファイルをめくり続ける必要が無くなります。これは大変に便利で、このビジネスモデルも、たくさんの企業に受け入れられていくのでした。
②どんな不動産ベンチャーがあるか
この不動産データベースで一気にグロースした企業で、私が知っているのは2つ。
どちらも、新卒の営業職を募集されています!
いえらぶさんはポップなイメージを打ち出しており、
可愛いキャラクターやいえらぶ美学生といった
今までの不動産のイメージとは違った雰囲気です。
就活イベント等にも多く参加されています。
いい生活さんは営業部長の方曰く「いぶし銀」。
あまりベンチャー系の就活イベントにはいらっしゃいませんが
新卒は積極採用されているようです。
③就活生として思うこと
どちらの企業が大きいか?というのは、今時点ではあまり意味がなさそうです。
不動産データベースというのはまだまだ広がりがある分野であり、
どちらも生き残るぐらい豊かな土壌で企業活動を行なっています。
もしどちらかを志望するとしたら、実際に働く人に多数会ってみて、
雰囲気や考え方が近い方に入り、自分の力で圧倒的一位に持っていく、
というマインドが求められるんじゃないかなと思います。
ストック型ビジネスで会社としての安定は担保されつつ、
不動産システムという、企業の命運を左右するような大きな商材を扱うビジネスは
ビジネスマンとして成長したい!という学生にぴったりだと思いました。